VTuber七天八十院アエギスのYouTubeBAN事件について


2025年7月15日、VTuber業界に衝撃的なニュースが駆け巡りました。トリリオンステージ所属のVTuber「七天八十院アエギス」のYouTubeチャンネルが、突如として削除されたのです。登録者数13万人を誇る人気チャンネルの削除は、ファンのみならず業界全体に大きな波紋を広げています。

目次

事件の概要

2025年7月15日、アエギス本人がX(旧Twitter)で「登録者13万人のYouTubeチャンネルが消された」という投稿を行い、YouTubeからの通知スクリーンショットを公開しました。通知には「コミュニティガイドラインに関するYouTubeのポリシーを遵守していませんでした。コミュニティを保護する目的で削除しました」との文言が記載されていました。

同日、所属事務所のトリリオンステージも公式声明を発表し、「YouTubeチャンネル永久削除について」理由は全く不明であることを説明しました。

2025年7月15日、アエギス本人がX(旧Twitter)で「登録者13万人のYouTubeチャンネルが消された」という投稿を行い、YouTubeからの通知スクリーンショットを公開しました。通知には「コミュニティガイドラインに関するYouTubeのポリシーを遵守していませんでした。コミュニティを保護する目的で削除しました」との文言が記載されていました。
さらに、アエギス本人は「登録者13万人のyoutubeチャンネルが消されました。今日で引退します。今まで応援ありがとうございました。」という引退を示唆する投稿も行い、ファンに大きな衝撃を与えました。
しかし、同日に所属事務所のトリリオンステージが公式声明を発表し、「YouTubeチャンネル永久削除について」理由は全く不明であることを説明するとともに、「引退予定はない」ことを明確に否定しました。


七天八十院アエギスとは

アエギスは、トリリオンステージ所属の3期生「堕落学院」ユニットのメンバーで、「音大首席オペラVsinger」という肩書きで活動していました。主に歌ってみた配信を中心としたコンテンツを配信しており、その美しい声で多くのファンを魅了していました。

ただし、彼女のキャラクターモデルは露出度の高いデザインとなっており、報道では「限りなく全裸」と表現されるほどでした。これが今回のBAN事件と関連している可能性が指摘されています。


なぜBANされたのか?考えられる原因

公式からは削除理由の詳細が発表されていないため、以下は推測の域を出ませんが、いくつかの仮説が考えられます。

1. 高露出キャラクターモデルによる誤判定

アエギスのキャラクターモデルは露出度が高く、これがYouTubeの性的コンテンツ判定システムに引っかかった可能性があります。事務所側は「身体が画面に80%以上映らないよう配慮」などの「セクシールール」を設けて対策していたとのことですが、機械的な検出システムが静止画やサムネイル、配信中のフレームを誤って判定した可能性が考えられます。

2. 通報とAI検出システムの組み合わせ

YouTubeはユーザーからの報告機能と自動検出システムを併用しており、場合によっては自動システムのみで削除判断を行うことがあります。露出度の高いモデルは通報が集中しやすく、それが自動検出システムの誤判定を引き起こした可能性があります。

3. 事務所の過去事例による影響

同じトリリオンステージの3期生「虚囁(うつつ)」が、過去にセンシティブなASMR配信でBANされた経緯があります。こうした過去の事例が関連アカウントのリスクスコアに影響を与えた可能性も考えられます。


問題の本質:処罰の妥当性

YouTubeの性的コンテンツポリシーでは、仮にアエギスのコンテンツが問題視されたとしても、チャンネル全体の永久削除ではなく、個別動画の削除や年齢制限が適切な処罰であったと考えられます。

アエギスの配信内容は主にオペラや配信であり、「性的満足を主目的とした露骨なコンテンツ」には該当しません。仮にキャラクターモデルの露出が問題視されたとしても、永久削除は過剰な処罰と言えるでしょう。


事務所の対応と今後

トリリオンステージは事務所として以下の対応を取っています:

  • タレント側は運営が定めた露出制限や下ネタ抑制などの「セクシールール」を遵守していたため「落ち度はない」との立場
  • YouTubeとの復旧交渉を継続中
  • アエギスの活動継続のため、新たにTwitchアカウントを作成予定

ファンの反応

X上では、アエギスのBAN事件に対して困惑や支援、復旧を願う声が多数寄せられています。特に「オペラ配信中心なのに…」といった、コンテンツの実態とBAN判断の乖離を懸念する声が目立ちます。


配信者が学ぶべき教訓

この事件から、配信者やVTuberが学ぶべき点がいくつかあります:

リスク管理の重要性

  • 配信モデルやサムネイルで、胸部・臀部などの部位が画面を大きく占有しないよう注意
  • センシティブな要素を含む企画は年齢制限やプラットフォーム分離を検討
  • コミュニティガイドライン違反の履歴を定期的に確認

事前準備

  • BAN時の復旧手順マニュアルを事前に整備
  • 重要なメールやスクリーンショットの保存体制を構築
  • 複数プラットフォームでの活動を検討

まとめ

七天八十院アエギスのYouTube永久BAN事件は、プラットフォームの自動検出システムの限界と、配信者が直面するリスクの現実を浮き彫りにしました。

現時点では削除理由が不明であり、事務所が復旧交渉を継続している状況です。この事件が、より透明で公正なプラットフォーム運営への議論のきっかけになることを期待したいと思います。