歌$っ$て$み$た$M$I$X$やマスタリングをする際に参考とする曲をリファレンスと呼びますが、
そのリファレンスと自分の音源を聴き比べる際に、
マスタトラックにエフェクトをかけているので、一緒にトラックに入れているリファレンスを聞きたいときに、いちいちマスタートラックのエフェクトをOFFにする必要があって、面倒ですし、
今回は、そんな問題を解決する方法を2つ紹介します。
プラグインを使う方法
1つ目はプラグインを使う方法です。
この方法はトラックに入れてあるリファレンスを聞くことはできませんが、
プラグインによって、いろいろなパラメーターが可視化されていたり、スムーズな切り替えができます。
有名どころでは、
Metric AB(ADPTR Audio)
REFERENCE 2(Mastering The Mix)
Magic AB(Sample Magic)※販売停止
などがありますが、
実は歌$い$手$の味方、マスタリングソフトのOzone11にもリファレンス機能がついています。
右下のReferenceを押すと楽曲を登録できて
自動で曲のパートを分割してくれます。
分割は移動させることもできて、クリックするとその個所ををループ再生します。
リファレンスを再生するときはこのボタンを押すことで即座に切り替えができてとても便利す。
リッスンバスを使う小技【Studio One限定】
Studio One5以降には、リッスンバスというのがあって、
それを利用することで、リファレンストラックをソロ再生したときにマスタートラックを通らないように設定することができます。
まずは、適当な場所を右クリックしてバスチャンネルを追加するときのウィンドウを表示します。
そうすると、下の方に「リッスンバスを有効」「リッスンバス経由でのソロ」というのがあるので、二つともチェックします。
そうすると、ソロモードにしたときに、マスタートラックを通らずに再生できるようになるんですが、
このモードだとソロモードなのにミュートということができるようになってしまいます。
リファレンスとしてトラックに入れているものは、基本ミュートにしていると思うので、ミュートを解除してソロにするのは面倒で本末転倒です。
でもここで小技がありまして、リッスンバスにある、「プリフェーダーリッスン」
というのをONにすると、ミュート前の音がリッスンバスに入るようになって、
リファレンスをソロ再生したときに、即座に再生ができるようになります。
ただこのやり方、は若干のデメリットがあって、切り替えに少し(0.3秒とか?)時間があるのが気になります。
どっちもやってみた感想としては、リッスンバスを使うやり方は、同じ曲をリファレンスにしている場合は、使いやすいかもしれないですが、
プラグインを使った方が、切り替えが早くて、差がわかりやすいです。